海外での医療費、想像以上に高額です
ワーキングホリデーや留学で渡航した先で、万一のケガや病気に見舞われた場合、現地での医療費が驚くほど高額になることをご存知でしょうか。
たとえば、カナダやオーストラリア、アメリカでは「風邪で病院に行っただけで1万円以上」「虫垂炎の手術で100万円以上」など、日本の健康保険制度では考えられない額が請求されることも珍しくありません。
補償額は「500万円」で本当に大丈夫?
一般的なワーホリ・留学向け海外旅行保険では、治療・救援費用の補償額として「500万円〜1,000万円程度」が設定されています。
しかし、近年の医療費インフレや、入院時の長期化を考えると、500万円では足りないケースも報告されています。
特に気をつけたいのは以下のような例です:
- 救急車+1泊入院 → 30万円以上(カナダ都市部)
- アメリカでの骨折手術 → 200万円超
- コロナ陽性+隔離ホテル費用 → 自己負担40万円以上
補償額を見直すべきタイミングとは?
こんな方は特に、契約前に補償額を見直すべきです。
- 滞在期間が6ヶ月以上の中・長期留学
- 渡航先が物価・医療費ともに高額な国(例:アメリカ、オーストラリア、ドイツ)
- スポーツ活動、アウトドアが日常的にある生活を予定している方
高額医療費に備える保険選びのポイント
単に「海外旅行保険に入っている」だけでは不十分です。以下の点を確認しましょう。
- 治療・救援費用の上限が1,000万円以上あるか
- キャッシュレス診療提携病院が現地にあるか
- 保険金請求が日本語でスムーズにできる窓口があるか
これらが整っていれば、現地での不安は大きく軽減できます。
保険の「補償額不足」で後悔しないために
留学やワーホリに出発したあとに、「もっと補償の手厚いプランにしておけばよかった」と後悔する方もいます。
たとえば、実際に事故や病気に遭った際、保険の補償額では費用を全額カバーできず自己負担が発生したというケースも少なくありません。
「補償が大きすぎると保険料が高くなるのでは?」と心配する方も多いですが、長期滞在での医療リスクを考えれば、数千円〜1万円程度の差で備えられる安心は非常に大きいのです。
まとめ:医療費高騰の時代、保険の「質」で差がつく
ワーホリ・留学における海外旅行保険は、単なる「お守り」ではなく医療インフレに対応する現実的な備えです。
「補償額は十分か?」「現地の医療事情に対応できるか?」という観点で、出発前に一度じっくり見直してみましょう。